2009-08-24から1日間の記事一覧

「片塩」は「岐多斯」と読むべき

安寧天皇は月宿の【室】に当たるが、その【室】の主宰神を摩登伽経は「富単那神」に作る。「伊予之二名島」の「二名」(フタナ)に重ねて捉えるべきものであることは既に述べた。安寧天皇の「片塩浮穴宮」は、一般に大和盆地の内に比定されているが、「伊予…

古事記における「堅石王」の位置づけ

古事記に奇妙な孤立系譜が見られる。応神天皇条の「又、堅石王之子者、久奴王也」がそれである。「堅石王」の位置づけが全く不明である。ひとまず、何の情報があるかと言えば、「堅石」という名前の人物と「久奴」という名前の人物が親子であるという情報で…