2009-07-12から1日間の記事一覧

「伊波礼毘古」は「イルカ座」(ܝܘܪܩܐ)

記紀の帝紀部分において共通して重要なのは、いわゆる神武を初代天皇に位置づけている点だろう。安閑天皇が月宿の【牛】ならば、神武天皇は月宿の【虚】ということになるが、その場合、記紀は月宿のトップに【虚】を位置づけていることになる。中国における…

「入鹿」について──「ܝܘܪܩܐ」と「ܚܝܬ」の関係

日本の古代文献においては、シリア語のアルファベットの「A」を「2」と数えていることを7月9日の稿で述べた。そう数える場合、たとえば、「BA」=「3+2」=「5」=「D」、ということになる。「BA」の意味は「戸」だが、アルファベットの「D」の意味も「戸」…

「山辺道勾之岡上」(崇神陵)の「勾」は「ܡܩܘܪܐ」

本稿を読む前に、6月21日の《「勾大兄王子」の「勾」について》の稿、 《「讃・珍・済・興・武」は「翼・軫・角・亢・氐」か》の稿をお読み下さい。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日本書紀の安閑天皇の御名代の記事の「牛…