2010-07-18から1日間の記事一覧

「春二月」(翼月)は「ܦܠܓܘܢ」と訓める

日本の「秋八月」は「Bhādrapada」(室月)に当たり、セム系の文化圏の「AB」に当たる。大体それは太陽占星術で言う「おとめ座」に当たる。その「おとめ座」は死海写本に「B十WL十A」(いわゆる少女の意味)と出てくる(2009-08-21の記事など参照)。この…

古事記の「天押帯日子」について

古事記の「春」は16文字。そのうち、14文字は「春日」(古事記というテクスト上の地名)として出てくる。残りの2文字は「春山之霞壮夫」として出てくる。後者は「兄号秋山之下氷壮夫、弟名春山之霞壮夫。」というように、秋春の対(pair)で登場する。 ・天…

「沙本」という未詳語について

古事記に「邪本」という文字列は七回出てくる。最初の二回は「袁邪本」という人名、残りの五回は「伊邪本和気」(いわゆる履中天皇)という人名である。こういう場合、古事記というテクストにおいて二人の人物はリンクされている(関連づけられている)と見…